Rizeとは?
お米 × ホップ × 吟醸酵母で醸した、
全く新しいタイプ のクラフトアルコールです。 (Alc. 5%)
食用米 あいちのかおり を主原料とし、 麦芽は一切使用していません。ビールや発泡酒とは似て非なるお酒です。
ホワイトビールのような 口当たりの良さ、
吟醸酒のような フルーティーな味と香り、
Rizeならではの 爽やかな酸味と後味 をお楽しみください!
レビュー抜粋
美味しい! だけじゃない!
米麹の魅力を、モダンなお酒に込めて
株式会社ideai 代表取締役 眞柄 文子
Rizeは、日本の伝統的国菌である米麹と吟醸酒の酵母を使用してホップを付加した、全く新しいジャンルのお酒です。麦芽を使用しておらず、ビールや発泡酒とは異なります。
麹は、日本酒・みりん・酢・味噌・醤油など日本の食文化の象徴。
味噌や甘酒の効能に代表されるように、米麹は食べ物を美味しくするだけでなく、豊富なビタミンや必須アミノ酸、新陳代謝や免疫機能による腸内環境の改善による健康と美容の効果など、私たちの健康な生活に大きく寄与すると言われています。
このRizeが、みなさまの心と体に響く愛知発の新しいアルコール飲料として、地元愛知はもとより、全国の多くのみなさまにご愛飲いただけることを心より願っています。
Made in Aichi
愛知県との共同開発です
Rize(ライズ)は、愛知県の公営研究機関である あいち産業科学技術総合センター 食品工業技術センター と、日進市のカフェ『あんこ椿』を経営する 株式会社ideai (イデア!と読みます。弊社です)の共同開発によって産まれました。
Rize の名には、Rice(ライス)、Surprise(サプライズ)、Sunrise(サンライズ)の意味を込めています。
自家生産の食用米「あいちのかおり」から造った米麹を主原料としています。簡単にいうと、甘酒にホップを加えて発酵させた醸造酒です。原料米・種麹・米麴・酵母ともにメイド・イン・愛知です。
Rize | 市販ビール (n=7) | |
---|---|---|
Alc. | 5.2% | 5.4% |
酸度 | 2.0mL | 1.7mL |
全窒素 | 0.05mg/100mL | 0.05mg/100mL |
”ビールを目指した” わけではない
「ビール」と「発泡酒」は、原料のうちの麦芽の使用量(50%以上・未満)で分けられます。そして「第三のビール」と呼ばれるものは、麦芽を使用せず豆類やコーンなどを主原料とした「その他醸造酒」です。メジャーブランドの発泡酒や第三のビールの多くが ビールに似せて、より安く という狙いで開発・販売されています。
Rizeは麦芽を使用していませんので、区分でいうと第三のビールと同じ「その他醸造酒」となります。しかしながら、(便宜上「ビアテイスト」を謳っておりますが) ビールに似せて造ることが目的ではなく、新たなお米の活用方法を見出すというところに主眼を置いて開発したという、根本的な違いがあります。
結果、吟醸酒を思わせるフルーティーな香り、爽やかな酸味にホップの苦味が絶妙に合わさり、ビールを思わせる喉ごしを感じられる、とても美味しい(&美味しいだけじゃない!)新しいお酒が出来上がりました🙂
なお、国内外のフルーツビールのように、果実成分を加えてフルーティーなテイストを出しているわけではありません。あくまでお米の発酵プロセスで生じる成分(カプロン酸エチルなど、林檎や梨と共通する成分)によってフルーティーな香りと味がもたらされています。
Born in the Cafe
──── カフェで … お酒出すだけじゃなくて、作ってるの?
はい 笑 驚かれますし、よく聞かれる質問です。長~い経緯を、ギュッと要約して記しますね。
ワイン、どぶろく …
手作りできるんじゃ?
時は2008年、日進市笠寺山の古民家を改造して「カフェ椿」をオープンした眞柄文子。自称「発酵オタク」の彼女は、自家製の天然酵母パンを作って販売していました。パンのみならず、食事に付け合わせる漬物、味噌なども自らの手で仕込んだ自家製をふるまうなど、食にコダワリを持っていました。
発酵食品を作り続ける中で、ある日ふと気が付きます。「お酒だって、自分で作れるんじゃ?」と。ご存知の通り、それには酒造免許が必要です。様々なハードルがあり、一筋縄ではいかぬ領域 … 普通に考えるならば。
しかし眞柄は、国税局はじめアチコチに問い合わせ、自治体をも動かし、道を切り拓いてしまいました(!) この突拍子もない行動力が話題を呼び、新聞・雑誌等のメディアに取り上げられ注目を浴びます。
お米・葡萄をつくるところから!
そんなこんなで2015年に就農、米づくり・葡萄づくりを始めました。お酒の原料を自らの手で作るためです。台風で稲が倒れてしまったり辛い経験もしましたが、くじけるわけにはいきません。
翌2016年、内閣府構造改革特区の酒造法特例によって、濁酒・ワインの酒造免許を取得。同年、カフェ2号店「あんこ椿」(日進市蟹甲町)にて、自家製の濁酒・ワインの提供を始めました。発酵オタクだった眞柄にとって、酒造は発酵の究極の到達点。行動力で夢を叶えた、まさにその瞬間です😀
2019年、6次産業総合化事業計画認定。*1 同年、一般社団法人セブンス・ファクトリー設立。翌年、障害者就労継続B型の作業所として、農業・加工・販売に従事するスタッフ受入枠を20名に拡大。*2
*1 農業者(1次産業)自身が、製造/加工(2次産業) サービス/販売業(3次産業)まで行う取り組み。1+2+3 = 6次産業。
*2 7th Factory の名には、6次産業にさらに+1として福祉(障害者就労支援施設)を加えるという意味が込められています。
事業運営で多忙を極める中にあっても、眞柄文子の酒づくりへのチャレンジ精神は留まることを知らず … 食品工業技術センターに研修生として通う日々を送ることに。努力が実り、2021年「その他醸造酒」免許を取得。愛知県との共同研究を行うことが決まり、新たなお酒(Rize)を創るための条件が揃いました。
Rize発売、増産体制へ
2022年12月16日。愛知県庁にて記者会見し、Rizeのプレスリリースを敢行。愛知発!日本初!が注目を浴び、おかげさまで数多くの新聞・メディアに掲載いただきました。ありがとうございます。
翌週、クリスマスイブ発売の初回ロット200本はあっという間に完売。「もっと飲みたい!」「頑張って作って!」という声を沢山いただきました。ありがとうございます!
さて、これまではカフェ厨房の一角で醸造をしてきたわけですが … あまりにも手狭であったため、実は記者発表と前後して、新たな酒造所を建設しておりました。
2023年秋、自社の葡萄畑に隣接する酒造所「Vie Encore(ヴィ・アンコ)」が完成。 小規模ながらも、より本格的な醸造が行えるようになりました! Rize、濁酒、ワイン3種類をフル回転で製造しております。
情熱と行動が道を拓く
素人だった女性が就農し、努力の末に新しいお酒を創る。かつて、マンガ「夏子の酒」(尾瀬あきら氏作)が大ヒットし、ドラマ化されたことを思い出す人もいるかもしれません。
私たちideaiスタッフは、現在進行形で「文子の酒」を造っています。15年前、小さな古民家カフェでパンを焼いていた女将のこのストーリーを … 想像できた人が何人いたでしょうか?
Rizeの・椿酒造の物語の続きを、どうぞお楽しみに!😀
※ あんこ椿店頭 & 通販ネットショップで販売中 ※
醸造元概要
酒造所名 | 椿酒造 / Vie Encore(ヴィ・アンコ) |
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会社名 | 株式会社ideai(イデア!) |
代表者 | 代表取締役 眞柄文子 |
所在地 | 〒470-0122 愛知県日進市蟹甲町池下201-3 |
電話 | 0561-78-3066 |
事業内容 |
販売店経営(あんこ椿) 米・葡萄の生産・加工 酒造(濁酒・ワイン・その他醸造酒) 印刷物等のデザイン |
関連団体 |
一般社団法人セブンス・ファクトリー (障害者就労継続B型) |